これも思い出と呼べますか。

バリに行ったのだった。2週間前に5日間ほど。短い日程の中で一度だけ、ビーチに行ったのだった。一度だけ。

わたしはその日の朝食をホテルでとったあと、部屋で水着に着替えた。その後プールサイドのデッキチェアに腰掛けて丹念に日焼け止めを塗った。それから迎えの車でヌサドゥアのビーチまで。いんちきくさそうなジェニから65ドルを50ドルまでに値切り、しかしルピアで支払った後計算してみたら、55ドルとられていることに気が付き*1、沖シュノーケリング*2をし、ジェットスキーで無免許なのに運転させられそうになり*3、パラセーリングで感動した。そしてマッサージおばさんにつかまり、だらーりと木陰のデッキチェアでマッサージを受けた。それだけ。それだけだったのに!

太ももに日焼け止めを塗り忘れた。それに気が付いたのは、ホテルに戻りプールサイドでマニュキュアおばさん(岡本綾子似)につかまっているときだった。・・・太ももは真っ赤だった。少しひりひりしながらも丹念に塗った腕や上半身、いつも塗り忘れる足の甲は無事だったのでアネッサの威力に感動した。

思い出はそこで終わるはずだったが、今夜「あぁ、、」と思い出す。それというのも、太ももの皮膚の皮が剥けだしたからだ。わたしの太ももは今人生でいちばんかさかさしていて、剥けかけの皮が浮いてて白くて、みっともない。おとといの夜、あの人に会わなかったのは正解だったとしみじみ思った。そんな午前2時。

*1:バカ。ちなみにSTUSSYでも1000円多く払い、Body and Soulでも1000円ぼられるという典型的な観光客ぷりを発揮。

*2:ボートにあがれなくなり、そのままタイタニック並に沈んでいきそうになった

*3:バリでは当たり前らしいが。