さよならフェルトのスリッパ。

今の部屋にこの冬に引っ越してきて、いちばんはじめに買ったものはフェルトのスリッパだった。真っ赤なフェルトにステッチの入ったかわいいの。でも、今日あたりからもうはかなくてもだいじょうぶみたい。起きてスリッパを探しにうろうろする朝もおしまい。つまり、春だ。窓を開ける。庭にでる。タバコ吸う。無意味にうろうろする。にんまり。裏の家の桜の花びらがたくさん落ちてきている。他のものだとかちーん、と来るけど(色々なものが風に吹かれてココには落ちてくる。おまけにたまに毛虫がいたりするし、今夜はヤモリが出現した。)桜の花びらってなんだか許せるの。明日は花散らしの雨らしい。今年はとうとうお花見しなかったな。記憶の中の青山墓地は去年のままだ。まぁ、それはそれでいいかもしれない。ゆうべ母親と東京の桜の綺麗さについて話した。次は、春に遊びに着てくれたらいいな、と思う。
公園にいけたら100%な日曜日だったけど、今日も地下室行き。昨日寝ていないんだから早く帰れよ、と言われても寝ないでやっても終わらんのですよ、と軽く笑う。やらなきゃいけないことをやればうまくいくの。アイデン&ティティのセリフを信じてる。徹夜は経験としては悪くなかった。しかし、真昼間の渋谷をくさい体で歩くのは情けなくなるのでもうしないと思う。それでも春はすべてが許せるすばらしい季節だ。