行き先を間違えた。

その昔、開国のきっかけとなった町の名前をもつ海に近い終点の駅でとんでもない虚無感に襲われた。老人と海と犬の街・・?どんより曇った空でますます気分はメロウに。1時間以上散策したあげく、「ここはやばいだろう!」「いかんだろう!」と言い出し当初の目的のスパへやっぱり行くことにする。バスを2回乗り継いで。スパはまた行こうか、ってほどではなかったけど、海に向かって素っ裸で海洋深層水につかっているのは変な気分でなかなかいいし、(目の前が海しかないとは言えあんなにあけっぴろげなところで素っ裸になるのは久しぶりだった。)たまった疲れがすーっとひくかんじで、無理して行ってよかった、と思った。それから、横浜まで戻って牛角。最近牛タンて品薄なの?なんで?いろいろしゃべって決意新た。わたしはやっぱりこのともだちがだいすきで、それというのもなにもかも自分を作る必要がひとつもないからなのだなぁ、というのがしみじみとわかった。ハイテンションになってもかぎりなく落ち込んでもやらかしてしまっても、くだらない恋の話も全部普通に話せるし受け止めてもらえる。なんかそういうのっていいなぁ。この子に笑ってもらえて、いーじゃん!っていわれていたいと思う。そしてがっつり「だめだね、」ってばっさり斬られて「や、やっぱり?」みたいな。うむうむ。酔っぱらって外へでたらあらら、つーくらい大雨でなんだか笑えた。自分の駅へ付いてもやっぱり大雨だったのでタクシー。運転手さんと雨すごいですね、って言い合った。久しぶりにぱたん、てよい気分で寝たのにベッドのせいで腰が痛いし、先輩が実は日本国籍じゃないという意味のわからない夢を見た。